屋根勾配を安全に測定する方法は?
可能な限り屋根裏(小屋裏)の中から測定してください。垂木は外側の屋根材とまったく同じ勾配を持っており、梁や根太の上に立ちながら安全に計測できます。
スマホの上端を傾斜の高い方へ向けて垂木に当て、勾配を測定をタップします。
傾斜測定のために直接屋根の上へ登るのは絶対に避けてください。約7:12(約30度)を超える勾配の屋根は、適切な足場なしで歩行作業を行うと滑落の危険があります。
小屋裏に立ち入れない場合は、切妻屋根の破風板(はふいた)も屋根と同じ傾斜になっているため、梯子などを使って安全な位置から測定できます。
「6:12勾配」とはどういう意味ですか?
水平距離12に対して垂直方向に6立ち上がる傾斜を意味します。これは角度換算で約26.6°、勾配率では50%に相当します。
基準となる「12」という数値は比率の規格です。単位はcmでもインチでも、水平と立ち上がりで同じ単位を用いればまったく同じ計算が成り立ちます。
水平距離(ラン)は常に水平面で測り、斜めの垂木に沿って測るものではありません。そのため、垂木の実際の部材長は常に水平距離よりも長くなります。
垂木係数を使えば部材長の計算が瞬時に行えます。6:12勾配の場合の係数は1.118となるため、水平スパンが4mであれば、軒の出を除いた垂木長は4.47m(4m × 1.118)必要となります。